今までの保護犬の生活環境によっては、散歩が出来ていた犬と出来ていなかった犬とに分かれると思います。
特に、繁殖上りの保護犬の場合には、今までの生活のほとんどが狭いケージの中だった可能性があるため、今まで散歩に行った事が無いというケースが多いかと思います。
もっとも、全ての繁殖上りの保護犬が散歩もさせてもらえなかったという訳では無いと思いますが、基本的には
●繁殖犬=繁殖以外の時にはケージにて生活
というイメージが強いため、繁殖上りの保護犬を迎え入れる際には、あらかじめ繁殖犬として生活していた時の生活環境や散歩の状況などについて確認しておいた方が良いと思います。
そして、保護犬ポメラニアンの散歩について話を戻しますが、とにかくポメラニアンは動き回る事が大好きな犬なので、基本的には散歩が好きという犬が多いと思います。
ただ、いくら散歩が好きなポメラニアンだからと言っても、保護犬の場合には実際に散歩に連れて行かないと分からない部分が多いため、最初は様子を見ながら行なう必要があります。
保護犬ポメラニアンの初めての散歩で必要なこと
ここでは、保護犬ポメラニアンについて、初めての散歩での必要になることについて解説していきますね。今まで散歩をしてきた保護犬もそうでは無い保護犬も生活の環境が変わる訳なので、初めての散歩では特に注意する必要があります。
しっかりとハーネス&リードを付けること
これは、保護犬の散歩というよりは、一般的な犬の散歩にも当てはまりますが、散歩に行く前には、しっかりと保護犬に
●ハーネス&リード
を付けて下さい。それも、保護犬ポメラニアンのサイズに合致したものでお願いします。というのも、初めて散歩に行く保護犬はその環境に慣れていないため、自宅の外に出した途端、
●どこへ走って行くのか?分からない
という場合があるからです。そして、この時保護犬のサイズに合っていないハーネスやリードの場合には、保護犬からハーネスやリードが外れてしまい、どこかに逃げてしまう可能性があるのです。
せっかく保護犬ポメラニアンとして迎い入れたにも関わらず、どこかに逃げてしまっては何のために保護犬として迎え入れたのかが分からないと共に、逃げたポメラニアンが何かしらのトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあり、そうなってしまってはとてもやりきれない気持ちになってしまいます。
そのため、初めて散歩に行く時には、必ず犬のサイズに合ったハーネス&リードを付けて下さい。これは保護犬の脱走防止にも役立つ事になります。
無理やり歩かせないこと
保護犬ポメラニアンを始めて散歩に連れて行く時には、
●無理やり歩かせない
で下さい。今まで散歩をしてきている、してきていないに関わらず、初めての環境で散歩に行くのですから、最初は周りの環境に戸惑う可能性があります。
そんな時に、飼い主がリードを引っ張って無理やり散歩をさせてしまったら、保護犬が
●散歩は嫌な事があるから行きたくない
と思ってしまう可能性があり、そうなってしまったら今後散歩に行く時に嫌がってしまうかも知れません。そうならないためにも、初めて保護犬ポメラニアンと散歩に行く時には、ポメラニアンの気分に任せて最初は様子見した方が良いです。
いきなり走り出すかも知れませんし、その場に座り込んでしまうかも知れませんが、そこはあくまで保護犬の気分に任せた方が良いです。
ちなみに、我が家の保護犬は初めてハーネス&リードを付けて散歩に行こうとしたら、下記画像のようにその場に座り込んでしまいました。
この時、少しリードを引っ張ってこっちだよと即しても、立ち上がって歩こうとはせず、座ったまま周りを見渡していました。もっとも、我が家の保護犬は元繁殖犬だったので、今まで散歩に出かけた事が無かったのかも知れません。
そのため、外で歩くという事がどういうことなのか?が分からなかったのかなと思います。その場に座り込んで向きを変えるだけで一歩も動きませんでした。
そこで、私は無理に歩かせることはせずに、しばらく保護犬と一緒に座り込んで周りの状況を一緒に眺めていました。焦らずゆっくりと保護犬のペースに合わせる事が重要になるため、保護犬が自ら歩き出すのを待つ事が必要になります。
まとめ
保護犬ポメラニアンを迎え入れた場合には、早く一緒に散歩に行きたいと思うのではないでしょうか?ただ、保護犬にとっては、今までとはガラリと変わった生活環境下において、いきなり散歩が出来るのか?は実際に外に出してみないと分かりません。そのため、保護犬を迎え入れた際には、
●散歩くらい出来るだろう
という自分勝手な思い込みは捨てて、あくまで慎重に、ハーネス&リードを付けて、保護犬の様子を見ながら散歩に出掛けて下さい。
外に出たとたん、保護犬がどこかに逃げてしまわないためにも、最初の散歩には細心の注意が必要になります。
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