保護犬ポメラニアンを迎えた場合、次に必要になる事が
●自宅でどのように過ごさせるのか?
になります。保護犬の中には今までどのような生活環境で暮らしていたのか?が分からないという犬も少なからずいるため、いきなり自宅の中を自由にさせるという事は、保護犬がどのような行動をとるのか?が分からないためあまりお勧めすることは出来ません。
そのため、まずは自宅内に保護犬が安心して過ごせるためのスペースを用意する必要があり、そのスペース内での行動を確認しながら徐々に行動範囲を広げて行った方が良いかと思います。
保護犬の自宅内で暮らすために必要なもの
ここからは、私の経験を元に保護犬が自宅内で暮らすために必要なものについていくつか解説していきますね。正直なところ、保護犬はペットショップやブリーダーから購入する犬とは今までの生活環境が異なっており、少なからず心に傷を負っている犬もいるため、
●自宅では安心・安全に暮らせる
という事を保護犬にも分かってもらえるような配慮が必要になります。
保護犬の生活スペース用のサークル
まずは、保護犬が日常生活を送れるためのスペースを用意する必要があります。その理由としては、今までとは全く異なった環境に来た保護犬は、基本的に落ち着ける場所が無いため、その落ち着ける場所を確保してあげる事が必要になるのです。
そのため、自宅内に保護犬が落ち着ける場所を用意するのですが、この落ち着ける場所には
●犬用サークル
が良いでしょう。出来れば、このサークル内にて保護犬が
●寝る・食事・水飲み・トイレ
の日常生活において一通りの事が出来るくらいの大きさのサークルがあればベストです。何故なら、保護犬が自宅に来たばかりの時にはまだ自宅には慣れていないため、サークルの外での行動には躊躇してしまう可能性があるからです。
ちなみに、我が家では、幅約40cm、長さ約1mほどの犬用サークルを用意しておきました。
ご覧の通り、サークルの奥の方で固まっている事が分かりますよね?この保護犬ポメラニアンにとっては、ここは一体どこなの?という感じなのでしょう。
食事用の容器は動きづらく食べにくいものが良い
保護犬ポメラニアンにとっては、日々の食事も重要になります。保護犬を引き取ってきた以上は、出来る限りの愛情を注いでいきたいところなので、日々の食事にも十分気を付ける必要があります。そのため、ドッグフードは着色料や発色剤など余計な添加物が入っていないものを選んで下さい。
そして、ドッグフードを食べる際の容器ですが、これは
●動きづらく食べにくい容器
を選んだ方が良いです。何故なら、容器が動いてしまうと保護犬がいつまでも容器を追いかけてしまうため、結果としてうまく食事をとる事が出来なくなってしまいます。
また、容器内が平らなものだと、すぐにドッグフードを食べ終わってしまい、消化不良や吐き戻しなどの原因になる可能性があるため、容器の中に障害物のようなものがあった方が良いです。
ちなみに、我が家の保護犬ポメラニアンには下記の食事用容器を使っていますが、容器が動きづらくなっており、またドッグフードも一気に食べられないような構造となっているためとても便利です。
トイレシートは大き目なものから
保護犬を引き取るという事は、すなわち保護犬の今までの生活環境とはガラリと一変するため、今まではきちんとトイレシートで排泄が出来ていた事が、環境が変わったせいで出来なくなっている可能性があります。
特に、トイレシートの位置が変わってしまうと、最初からトイレトレーニングが必要になるケースもあります。そのため、最初の段階ではトイレシートは比較的大きなものを用意しておき、保護犬がトイレシートを認識した事を確認したら、今度は小さめのトイレシートに変えた方が良いです。
または、サークル内に小さめのトイレシートを目一杯敷いておいて、保護犬がトイレシートを認識したら、少しずつトイレシートの枚数を減らしていくという方法もありです。
ちなみに、我が家では先程の画像のように、最初はサークル内に小さめのトイレシートを敷いておいて、保護犬がトイレシートを認識してからは少しずつシートの枚数を減らしていきました。
除菌・防臭スプレーも必須です
保護犬の場合、今までとは環境が大きく変わったため、中々トイレシートを認識せずに、サークル内はもちろん部屋の中のいたるところで排泄する可能性があります。特に、かなりビビリな保護犬の場合には、大きな音が鳴るとビックリしてびびしょんをしてしまうケースもあります。
もっとも、保護犬がビビリになってしまう原因は、今まで生活してきた環境によるところが大きいと思いますが、このビビリがいつになったら治るのか?については保護犬によって異なるため、治るまでは予期せぬ排泄のために、
●除菌・防臭スプレー
は必須になりますので、あらかじめ用意しておいた方が良いです。
クッションがあると落ち着く可能性有り
保護犬のポメラニアンは、カーペットやフローリング、畳の上でも寝ることは出来ますが、自分の居住空間を与えてあげるという意味においては、犬用のクッションを置いておくと落ち着く可能性があります。
これについては、犬がマーキングをする事と同様で、自分の匂いがついた物やスペースがあると落ち着くためです。
ちなみに、下記画像は先程サークルの画像を載せましたが、その後クッションの場所をサークルの手前から奥に移したところ、クッションの上に乗っかりました。
ただ、保護犬ポメラニアンの表情を見るとまだ緊張しており、明らかに警戒している事が分かりますが、日が経つにつれてクッションに保護犬ポメラニアンの匂いがついてきますので、最初緊張する事も仕方ありませんね。
まとめ
保護犬ポメラニアンを迎えるという事は、新しい家族を迎えると同じであり、そのためには色々な準備や用意しておくべく物が沢山あります。特に、自宅内で日々生活するために必要な
●自分の居場所を確保するためのサークル
●良質な食事やトイレ環境
は重要になりますので、これらについては妥協することなく良い物を用意して下さい。せっかく我が家に来たのですから、一生大事に責任をもって育てるという事は飼い主の責務となっているため、保護犬ポメラニアンが日々元気に生活できる環境を用意してあげて下さいね。
コメント